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蛭塚都

優しくて狂おしくて苦い

2022年10月7日
よくある話だと、それはもう激烈な過去があったり、誰しもが同情するストーリーだったりがこれでもかと書かれていたりするけれど、この話は日常のなかにいつかくるどうしようもなさが溶け込んでいて、静かに温かくて苦い雰囲気が最高の読後感でした。言い方がわからないけれど、ハードカバーの小説を一冊読み終えた感じ。とりあえず作品全部買って読みました。もっとください
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