演技でいいから食べてくれ【電子単行本版/限定特典まんが付き】
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演技でいいから食べてくれ【電子単行本版/限定特典まんが付き】

ちづなる

同人時代から好きな作家さんです♡

ネタバレ
2022年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同人時代から好きな作家さんでした!
話作りが上手でそのキャラのこと知らなくても話として好きだなって思える作家さんだったのでそりゃ商業BL出たらとりあえず買うでしょ!て感じです。
さて、今回は題材としては舞台の共演者と恋するという珍しくもない題材ですし展開もまあまあテンプレって感じですが心理描写が相変わらずお上手で可愛い作品でした。以下ネタバレ→昔は体が弱く生きることに執着していなかった主人公。姉から攻めの舞台映像を見せられ感銘を受ける。手術に成功したら舞台を見に行く!と決意。そこから彼に憧れ舞台役者の道へ。そしてとうとう彼の恋人役とし抜擢されたのであった。物語はその稽古シーンから始まります。どうしても彼を好きすぎてキスシーンで上手く演技ができない主人公。このままでは役を降板される危機が!
そんなとき攻めから「恋人役だから気まずいんでしょ?でも俺が本当にナオくんの恋人だったら平気でキスできるんじゃない?」と、役作りとして本番までオフでも恋人になりきることを提案される。主人公は攻めのガチオタのためファアアアア///て感じです。笑。ただでさえ優しかった攻めが恋人としてさらに優しい。推しの供給過多!笑!主人公は主人公で攻めの為に恋人としてなにができるか考えます。その気遣いなどに攻めもどんどん惹かれていきます。たまに見せる攻めの嫉妬も美味しいです。過去に共演者などとちょっと色々あった攻めにとって純粋に好いてくれる主人公が可愛い。公開舞台稽古に出ました~!例の過去にちょっとあった共演者の女性~!どうやら彼女との共演のときも恋人なりきりをしていたようで相手女性の方はそれから抜け出せておらず自分が彼女だと思い込んでいる様子。それを見た主人公が自分も彼女と同じなのではないかと思います。攻めを信じ切れずその気持ちをぶつけてしまいます。攻めは本気で主人公を好きになっていたので傷つきます。この物語の良いところはお互い相手待ちではなく自分から動こうとするところですね。修正は白で塗りつぶしなのでおおよその形はわかるけどって感じです。次回作も楽しみにしています!
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