悪くないが…





2012年2月9日
救命目的の医療研究施設が人体兵器開発組織に成り代わり(乗っ取られ、かな)一般人が散々な目に遭う中で自己の存在意義を見出だす。という、ラノベも含め古今東西の巨匠があっちこっちで多様な方法で描いている、古典的なテーマの作品ですね。使い古されたテーマとも、普遍的テーマとも言えるでしょう。個人的には好きなジャンルです。
本作品はグロテスクなシーンですら画がきれいで展開が分かり易い反面、台詞にもキャラ設定にも深みが足らないと感じました。枝葉末節だけを丁寧に描いている、という印象を拭えません。
だから展開が遅く感じられるし、キャラの魅力が標準的な事も手伝い、ファンタジーと現実的な話の兼ね合いが展開を拙くさせ作品を中途半端にし、読者が厭きてしまうのでは?素晴らしい画力が勿体ないと思いました。
例えば、強烈な灰汁のキャラを早い段階で投入するとか、主キャラの設定を明らかにするタイミングをずらし、読者が続きを待ちきれない工夫をすれば長編になるだろうに…ああ、勿体ない。と、思います。
本作品はグロテスクなシーンですら画がきれいで展開が分かり易い反面、台詞にもキャラ設定にも深みが足らないと感じました。枝葉末節だけを丁寧に描いている、という印象を拭えません。
だから展開が遅く感じられるし、キャラの魅力が標準的な事も手伝い、ファンタジーと現実的な話の兼ね合いが展開を拙くさせ作品を中途半端にし、読者が厭きてしまうのでは?素晴らしい画力が勿体ないと思いました。
例えば、強烈な灰汁のキャラを早い段階で投入するとか、主キャラの設定を明らかにするタイミングをずらし、読者が続きを待ちきれない工夫をすれば長編になるだろうに…ああ、勿体ない。と、思います。

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●あさ● さん
(女性/40代) 総レビュー数:5件