このレビューはネタバレを含みます▼
辻村×蓮見の話が辛くて、最後の最後まで、なんとかならないの…?!と思ってしまいました。部屋に散らばった大凶ばかりのおみくじがほんと泣けます。そしてその後の御崎と辻村教授が出会うシーン…生涯愛した人と血の繋がった子孫と出会うなんて、自分とは結ばれなかった証なわけですから苦しいと思うんですけど、それ以上に辻村教授の愛が深くて優しくて涙が出ました。その思いを持って、ずっと御崎を見守ってくれていたんだと思うと、胸がいっぱいになりますね。この瞬間、彼は救われたんだなと思いました。とても美しいお話でした。