隣の席の、五十嵐くん。
」のレビュー

隣の席の、五十嵐くん。

瞳ちご/ひなた

良かった

2022年10月14日
無料分だけですけど良かったです。
正直言えば、最初のプロローグの文章は要らないな…と思った。
それが無ければ更に良かったです。
まず、読み手からしてみれば、リアルかどうかは千差万別なので、作者の主観でのリアルアピールは要らないですね。
実際普通の女の子って感じではないなと個人的には思いました。
こういう奥手な話も好きだし、それこそプロローグにある様な非リアの様な話も好きなので、ある意味非リア下げ文章にも取られかねないので、そこは読み手に委ねるような始まりでよかったのではないかと思います。
スローステップな恋愛のお話ですが、少女漫画ではよくある設定なのかなとも思います。最近見かけないですが。
全体的に入り込みやすく、スローステップなだけに置いてけぼり感も無く、ヒロインの気持ちにも共感しながら読めました。
優しい寡黙なヒーローも、ヒロインが少しずつ惹かれる要素が要所要所で散りばめられていたので、それもまたスローな展開が上手くヒーローの良さを引き立ててるなと思いました。
ふわっとした時間の流れがまた良かったのと、静の中にある少女漫画特有の嫌味みたいなキャラもバランス良くいて、予想出来ちゃうけど続きが読みたくなる気持ちになりました。
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