このレビューはネタバレを含みます▼
最近読むデビューコミックスは、アタリが多いです。この作品も、満足、とっても楽しみました。ストーリーは目新しい感じではないですが、攻めと受けの雰囲気が最高に良い。繊細で綺麗で、色香ダダ漏れな絵が素敵だし、コマ割りの中の活字が活きてる。これから、まだまだ絵が綺麗になっていくだろうなぁと思う余白感もあり、次作が楽しみな作家さんです。
バンドのボーカル耀司とギターのすずは、身体のお付き合いもある仲間。歌う耀司に惹かれて、「自分が鳴らす音で歌って」と仲間にいれたすず。モテすぎて女関係だらしない耀司の声だけでなく全体に惹かれてたすずは、耀司を全部受け入れていきます。音楽も恋も耀司とリンクしてるので、不安になったり、他人に漏れたりとかありますが、すずも耀司も溺愛なので安心です。どちらも大学生、耀司は何とな〜くな学生ですが、すずは学業もちゃんと、音楽、バイトと忙しく、充実した学生生活送ってるな、と感心しちゃいます。二人が音楽を通して交わす会話が、プロポーズみたいで、それもカッコいいです。