溺愛武士の運命の相手は俺でした【単行本版】
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溺愛武士の運命の相手は俺でした【単行本版】

春之/出雲ゆき弥

武士攻め良きですね!

ネタバレ
2022年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校時代にトラウマを抱えた彗くんと、室町時代(多分)の相模国から令和の日本にタイムスリップして来た、体格良しで男前な武士の伴成さん。室町の世で伴成さんの恋人だった彗次郎さんの討死シーンから始まるので立ち読みして即「何事!?」と思いましたが、項垂れる伴成さんを彗くんが『濡れ犬』と評したりと、二人のやり取りがギャグ混じりでテンポがよくすぐ惹き込まれました。伴成さんが潔く断髪したところでは「エッ!この時代の人には出家みたいなもんちゃうの!?」とビビりましたが、ご本人がショートスタイルも楽しんでらっしゃるようで何よりです(似合うし)。こういうタイムスリップものはあまり読まないのですが、この一冊は大変よかったです!何より伴成さんの武士言葉と、室町の世でも男色だっただけあってか経験豊富な手練れの雄み満々なのがもう大興奮でした……彗くんも無自覚な可愛らしさがエロいし、たまりませんな。エッチもしっかりあるんですが、全体的にギャグで味付けされてるのでわりと爽やかな読後感で良きでした。しかしこの後も伴成さんが令和の世にとどまるなら、お仕事や食費など大変なんちゃう彗くん……と、二人のこの先にとても興味があるので続編来たりしませんかね?ともかくも、ド好みな男前に翻弄される可愛らしい彗くんが愉快なので、立ち読みでピンと来られたら是非!武士攻めをニマニマ堪能してください。
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