恋の致死量
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恋の致死量

四隅

不憫受け

ネタバレ
2022年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ただいま積読消化中です。新刊が話題になっていて買ったのに読めていなかったので、今回セールになっていることを知り良いタイミングかなと思い読みました。
地元でのシーンは方言があり、福岡としか書かれていませんでしたが方言的に北九州の方かなと思います。
東京でのシーンでも、ちょっとした受け答えに方言が出ていてかわいかったです。

中学の時の同級生、陽キャな亮介×どこか影のある悠。
中学時代、下校中に突然悠から告白され、返事をしようとしていた矢先に突然転校して居なくなってしまったことから、悠のことが忘れられない亮介。
悠の引越し先が東京ということで、大学を東京に進学する程ずっと忘れられないでいた矢先、偶然すれ違って再会。そこから、圧倒的な光属性の亮介と、自分が幸せになることに不安がある悠の攻防戦が始まります。
悠の心の闇を亮介の温かい光で包み込むようなストーリー。救済BLですね。
悠の過去や母親との関係性については、かなりセンシティブな内容なのにサラッと他人が他人へ告げられていて、そこは悠にとってはしんどいよなぁと思いました。
悠からしたら、亮介だけには知られたくなかっただろうしね…
でも何を知っても、どんな悠でも、亮介は変わらず愛を与えてくれるところが安心するのでそこはストーリー上良かったのかな。
結構重めの内容だったのですが、思いの外サラッと読めてしまったので星4つにしました。
良かったんですけどね。重いストーリーなら、もっと胸を抉るような話が読みたいです。
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