前世処刑された転生令嬢はヤンデレ異母弟に偏愛される
イシクロ/木ノ下きの
このレビューはネタバレを含みます▼
好きな作品が多い作者さんなので購入し、面白くもあったのですが、なんかツッコミどころも多いお話でした(^^;
ヒロインが前世で処刑された時ヒーローは11歳で、ヒロインが死んでから16年たってヒーローは今27歳になっているとあるのに、12歳のヒーローがヒロインと王太子は運命だと諦めとともに信じたのに、わずか数年で最悪な結末を迎えたとか書いてあったり。ん? どゆこと?? と疑問がわきます。
裁判の時もヒーローは変声期前の子供の描写があって幼い感じなのに、王宮へあがる前日ではヒロインの身長を追い抜いている描写があるし。文章もところどころなんか変だなーと思うところもあり。まあ、言いたいことは分かるけれども...という感じでした。
婚約破棄って言いながら、王太子妃、王太子妃って出てくるのも?? 婚約してるだけで式がまだでも王太子妃って呼ぶの? と...。
でもまあ、ヒーローの偏愛ぶりが素晴らしかったので、気にしないことにします(笑)
すごいよねー、このヒーローとその従者。容姿が変わっているのに、一目見ただけでヒロインの生まれ変わりとわかるんだから。輝きがどうとか言うからオーラが見える人たちなのかと思いましたが、別にそうではなかったです。ただただ魂レベルでヒロインのことを愛しているだけで、容姿が変わっていようが関係ないようです(笑)
ヒロインに前世の記憶がなかったらどうなってたんだろ? まあ関係ないんだろうな。自分に惚れさせて何にしろ結婚してたんだろうな(笑)
ヒロインは生まれ変わっても5歳で前世の記憶がよみがえったからか、前世は前世、今の自分は別人というのがなくて、そのままがっつり前世から引き続き自分のままだからタイトルが転生なんですかね? 前世があまりにも酷すぎたので、生まれ変わってから経験してないはずのことが経験として記憶に残っているのが読んでて辛かったです。生まれ変わって異母姉弟じゃなくなって、ヒーローと結婚できたのが救いなんだろうなー。
国王(ヒロインの前世ではまだ王太子)、本当にクソでしたね! 嫌悪しか持てない。本当に胸糞悪い人物でした。
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