3番線のカンパネルラ
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3番線のカンパネルラ

京山あつき

めちゃくちゃイイ!胸が痛いよー

2022年10月21日
読み終わってから、また最初から読みたくなって、表紙にほぉ〜っと感心して、そこから主人公の気持ちに同調して胸が締め付けられたり、キャー!って一緒に一喜一憂しながら、結局4回読みました。
大人の日常ってこんな感じだし、なんとなく気が合うな、話してて楽しいなーってところから恋愛になるし、スキです!みたいな分かりやすい告白なんかはないんだけど、お互いが好きなんだって分かってはじまる。
すごくリアルな展開なんだけど、普通の日常にはほぼないであろう、高校生に助けられてから挨拶だけする顔見知りになって、いつもとは違う電車で会ってから一緒に小さな冒険へ。互いにモヤモヤした気持ちをそれぞれ抱えながら、話して気持ちを整理する。
要になる2日間にギュッと色んなことが起こって、主人公の加納の気持になってるこちらとしては、心が忙しくてネガティブになりそうなんだけど、それを高校生がフワッと救いあげてくれる。これってすごいことだよなぁ、うらやましいな。
もう、とにかく読んで!っていいたい。
もっと沢山の人に読んで欲しい作品です!
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