このレビューはネタバレを含みます▼
リアルタイムで読んでました。懐かしくなって読んでみました。省吾さんは生きてると思ったけど、飛行機事故で亡くなってましたね。忘れてました、納得がいかない。それにしても登場人物がそれぞれが主人公で、かつそれぞれに葛藤があって、抑えて抑えての感情爆発。そのパターンの一辺倒で、またか、またかと。連載当時は月刊誌だったのであんまり感じなかったけど、しつこいしくどい。全巻一気読みしましたか、正直読んでて疲れました。一番面白いのは省吾さんが事故に遭うまでかな。
物語としてはよく練れらてるし、戦中戦後、復興時期、高度経済成長、ロッキード事件もどき、オイルショック等々、時代を読むことができて昭和史が凝縮されてる。瞳子の一代記だけでも波瀾万丈で激動だから、そこで終わっても良かったと思う。それに登場人物の葛藤と復活が通り一辺倒じゃなければもっと面白いのにな。安定してた寿々子さんが亡くなってしまったのが一番残念。そして唯一の省吾さんと瞳子の息子の昇平さんのストーリーが少なくて残念。と言うわけで星3つ。リアルタイムでは夢中になって読んでたんだけどなぁ〜。緋の稜線のためにだけ月間YOUを購読してたのにな。