恋してロストハート【単話版】
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恋してロストハート【単話版】

稲田はまち

オチがかわいくてすごく好き

ネタバレ
2022年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●本文34P。「好意が見える」という設定は結構見かけますし、本作の展開も王道かなとは思いますが、個人的にはオチが大好きでした。これは初めて見た!まさに包み込まれる愛ですね。冒頭の、ハートが“どむっ”とぶつかってくる表現も好きです。
●ハートも態度も言葉でも好きダダ漏れの海斗と、いかんせんハートが見えてしまうだけに臆病な聖介。読者から見たら、もー早くくっつきなよ〜という雰囲気の二人なんですけどね。海斗の周りにポンポンとハートが舞っているので、画面がずっとかわいい。ところが海斗のちょっとだけ強引な行動を境にハートが消えてしまい…まあこれも「見える系」ならよくある展開でしょうか。
●見えること、見えなくなったことを聖介が正直に話して、気持ちを言葉で伝えて通じ合う二人が、いいなぁって思いました。「ハートなんて見えなくても…」という海斗の言葉が好き。そりゃそうですよ。相手のことを、よく見ていれば…ね。
●作者さん、こちらがデビュー作とのこと。掲載誌『NUUDE』が現在休刊になってしまっているようですが、作者さんのこれからのご活躍に差し支えないようにと願います。また次作も拝読してみたいです。
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