国王陛下とウェスラーの娘
」のレビュー

国王陛下とウェスラーの娘

火崎勇/池上紗京

面白かった!!

ネタバレ
2022年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大分前に購入し、購入したことすら忘れていて、眠くなるまで読もう…なんて思って読み始めたら、とんでもない!!どんどんどんどんストーリーに引き込まれ、一気読みです!!そしてそのままの勢いでレビュー書いていますが、ホント面白かった!!内容はもちろんですが、次が読みたくなる書き方というか、読ませるテクニックというか、読みながら、これは絶対面白い、とワクワクしました。こういう出会いがあるから読書はやめられないと久々に思いました。ストーリー自体はまあよくある内容なのですが、テンポよい展開と魅力的なキャラクターで飽きることなくあっという間に終わってしまいました。何と言っても、リンデが聡明でいじらしく、嫌味なく、応援したくなるヒロインで、ヒーロー ジェリートも無愛想だけれど賢王で、そんな二人の『お芝居』に目が離せませんでした。大部分がリンデ目線で語られるため、ジェリートサイドが無く、リンデと共にヤキモキし、ジリジリしましたが、ビシッと決めてくれたラストに、安堵の気持ちでいっぱいでした。さすがジェリート。まだまだ甘々な二人が見たかった気持ちもありますが、ここで止めるから良いんでしょうね。想像して楽しみます。あとがきにタイトルについても書かれており、そう、このタイトルでよく内容が分からなかったから放置だった、と思いましたが、込められた意味を知り、作者さんの親心に感動してしまいました。また、物語の構想なども書かれていて楽しいあとがきでした。また読み返したい作品です。
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