英国妖異譚
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英国妖異譚

篠原美季

表紙のため

ネタバレ
2022年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 合本で購入しましたが、好きだった表紙がなかったためこちらを全巻購入しました。
元々紙本を購入していましたが、10巻から本屋に並ばず。
17巻までは注文という形で手に入れていたけど本屋もなくなり…
どうせなら全巻揃えちゃえっと購入。

ということで作品の感想
販売当時は「ゆるいBL」のジャンルでした。
舞台はイギリスの寄宿学校。
主人公は子爵家のイギリス人と日本人のハーフの少年ユウリ。
祖父が亡くなり後継者の父親が帰国→小学生でロンドンに移住→両親の仕事の関係で全寮制の寄宿学校へ転入。
本人は日本人特有の幼げな顔の愛されキャラ。
フランス伯爵家のシモンと一匹狼風のアシュレイが「その対象」にみてる。
私はシモンとユウリのカップル(未満)が好きでした。
アシュレイは2人というかシモンの反応が面白くてユウリをからかっていたら…という感じです。

1巻から主人公以外のキャラが睦み合うシーンも。
ナレーションベースですが。

1巻ごとになにか非日常的な問題が起きて、ユウリを中心に解決していくというもの。
ちなみに10巻は日本が舞台です。

シモンが金と権力で、アシュレイはオカルトの知識で。
ユウリを支えて解決に導いていきます。
そして同級生の仲間たちはシモンとユウリを支えていきます。
彼らが普通に接しているから、存在自体浮きそうな「不思議少年」が普通の学生らしい生活ができていると思います。

本編は20巻まで。
21巻からは番外編です。
欧州妖異譚に続きます。
20巻を読み終わった後のドキドキハラハラを解消したければ、番外編の21巻に入らず欧州妖異譚1巻を。
それから番外編の4冊を読んでもいいと思います。
(そうしたのは私です)
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