魔術師シルヴァンの店
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魔術師シルヴァンの店

池玲文

シルヴァンになってドア開けてみたい…笑

ネタバレ
2022年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 11月3日までSALEです。ずっと読みたかった作品なので読めて嬉しい!しかも心がホカホカになるストーリーなので、多幸感に包まれますよ!

魔術師で店を営むシルヴァンと、そこで働く元奴隷のティムカプ、客としてシルヴァンの元にやって来たエーリクと、記帳師のヨハンカプの、2カプの話が入っています。どっちもピュアですごくよかった!私はティムが1番のお気に入りでしたね!ぜひ見てもらいたいのが、シルヴァンに想いを寄せるティムが思い出欲しさに告白しに行くんですけど、一生懸命好きだと伝えるわけですよ!おててギュッてして、全身プルプル震えながら……あれは抱きしめちゃうよー(//∇//)何あれ、かわいすぎる!そして、出ていく前の最後に…と、今度は抱いてほしいと。あんな格好で!(O_O)「うわー」と、「ひゃっほーい」が脳内で大暴れです笑。この2回の突撃を受け、私がシルヴァンなら、これから先ドアのノック聞くだけでドキドキして、ドア開けるの楽しみになりますね、絶対!笑 表題作は最初と後半にありますが、きちんとシルヴァンサイドも描かれていて、今まで辛い想いをしてきたであろうティムが大いに愛されるのが嬉しく、終始ニマニマが止まりませんでした。幸せ…(≧∀≦)

一方の、エーリクとヨハンもこれまたかわいかったです。素直に好きだと伝えればこんな複雑にならなかったのにと思うけど、それ故の面白さもあって、こしょばゆい感じが恋っていいなぁと思わせてくれます。明らかに両想いなので安心して読めましたし、この後なんだかんだでくっついてくれることでしょう!ここがすごいと思うんですよね!本来ならちゃんと付き合うまで描いてほしいとモヤモヤするはずなのに、この先は2人が歩んでいくストーリーで、この二人のラブの未来は明るい!と、むしろワクワクさせてくれるんですよ!ここで終わっても大満足でした!

シルヴァンの貴重な素顔はお美しく、普段あまり話せないからこそ、口から出た言葉が今ティムに伝えたい大切な想いなんですよね。じーん…ときます。唯一無二の存在の恋人と末永くお幸せに…。心の栄養と幸せ成分たっぷりで元気になれる作品です。
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