このレビューはネタバレを含みます▼
●ずいぶん前に単話で揃えてしまっていたので単行本版は迷っていましたが、購入して良かったです。タイトルに「特典付き」とだけあり、あらすじにも特に記載なく、立読みに目次もなかったので単話とどう違うのか不安でしたが、15Pの描き下ろし(温泉旅行)と、キャラクターのラフ少々、電子特典漫画1P(参観日)が付いていました。そして表紙裏側に宗佑がいます。表紙が明るい日差しの中の佑真と彰仁、裏はネオン街を背景に宗佑、扉絵は筋彫りの鳳凰、良いですね…!前置き長くなりましたが、以下レビューは単話版に書いたものを抜粋して転記します。
●彰仁にとって佑真は、密かに愛していた男(宗佑)の息子で、多分15〜20くらい歳が離れています。個人的に年下攻大好物!年齢差は絵で綺麗に表現されていたと思います。ある夜酔った彰仁が、宗佑を重ねて佑真にキスしてしまったことから二人の関係が動き始めます。
●ストーリーの中で、いろんな時期の過去のシーンが度々挿入されます。取ってつけたような不自然さもなく、過不足もなく、彰仁が宗佑と佑真に抱いてきた想いや、佑真が彰仁と暮らす中でどんなふうに育ってきたか、彰仁に対する感情の変化もよく分かる。宗佑男前だし、彰仁は美人で、小さな佑真はかわいい!
●彰仁は「佑真には真っ当な道を」と自分を犠牲にすることを決めたのに、佑真は助けに来た。倒れた姿が宗佑の死に重なって、彰仁はどうしようもなく恐ろしかったでしょう。「もう大事な人を失いたくない」「後悔したくない」と強く思い、佑真に対して素直に心を(身体も)開いて…
●王道なのでしょうけど、とても好きな作品です。彰仁が他の人とえっちしたり咥えさせられたりする場面がありますので、お嫌いな方はご注意を。