このレビューはネタバレを含みます▼
●桜太郎のビジュアルと巻頭カラーのかわいさに一目惚れ購入。後から『マッスルパラダイス』の作者さんだと気付いてびっくり!振り幅(笑)でも絵柄に惹かれるのもボディラインがめちゃくちゃ綺麗なのにも納得です。
●1話でいきなり「抱いて…」となる展開の速さに、えぇこれえっち寄りの本…?と面食らいましたが、事後の匡臣の腹黒顔に、なるほどそういうこと…と。桜太郎が肌着(?)を1枚身にまとったままなのも、後からなるほどとなります。確かに全体通してえっち多めですが、気持ちの面でも番としてもお互い必要としてるのが分かります。
●桜太郎はとことんツボ…!ポニーテールでも被り物してても、着物でも裸でも、赤鬼化しても美しい!(描き下ろし…ふんどし…?!)綺麗好き(普通)なところや「お前がばいぶか?」にも笑わせてもらいました。サブキャラもそれぞれ立ってて、一臣兄と夜市、教授までもが良いキャラです。
●10年前の二人の様子はところどころに挟まれて描かれていて、少しずつ心を寄せ合っていたのが分かる。妖魔との因縁も、ただ襲いに来たというのではなくて、匡臣が桜太郎を想う強さがゆえ現れてしまった…というのが良いですね。一度人間に絶望した桜太郎が出会った大切な存在。どれほどの時間離れていても、お互い忘れられない。
●もしかしたら外見は匡臣だけが老いていくのかもしれないけど、命を終えるときには一緒に…なのかな。素敵な再会ものでした。