はぐれ銀狼と修道士
」のレビュー

はぐれ銀狼と修道士

栗城偲/夏河シオリ

孤独を知る者同士

ネタバレ
2022年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 孤児で修道士となったシリルと、山の中で暮らす人狼のグレアム。シリルは誰にも必要とされていないという孤独を感じてしまったけれど、認めたくなかった事。司祭すら、本当はシリルに対して何も思っていないとうっすら知っている。グレアムは初めて知る家族以外の人との暮らしがとても心地いい。そんな2人が惹かれ合うのは自然。2人はついに里を去ることを決めます。一緒に生きたい相手を見つけられて、2人は里を去り、港町へ落ち着きます。キット、ここで幸せに生きるんです。人狼仲間のオリバーとも出会い、2人きりじゃなくて、頼れる人も見つかったんです。良かった。グレアムはちょっと心が真っ直ぐすぎる純な感じがいいです。かわいいのです。里の悪い人たちには結構腹が立ちますので!栗城先生が描くヒールたちって、結構腹が立つのです。流石というか。
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