アイ、セイ【単行本版】
」のレビュー

アイ、セイ【単行本版】

朝田ねむい

振り幅の大きい4つの作品

ネタバレ
2022年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ どれも流石のねむいさんですが、
“幸不幸で”かなり振り幅の大きい4つの作品です。

「ハレの日」は単話を持っていて好きな作品でしたが、
やっぱり素敵なお話。
一番好きです。
何度読んでもよいです。
最後の特典ペーパーも嬉しいです。

そして、問題は「クラスメイト」。
正直、こういうの(救われない暴力)は苦手…。
しかし、あとがきを読んで
ねむいさん自身の性癖的な好きな作品とあり、
そうなのか〜と。

そういう意味では「ディーン」も半分危なかったけれど、
コトが頑張って乗り越えてくれて良かった。

「アイセイ」の人の気持ちが変化した瞬間を描く終わり方は、
2人の幸せな未来が想像できるので、好きです。
(無料立ち読みで読んで、いいなと思ってました)。

しかし、すぐ描き下ろしがあり、
単純な幸せな未来でなく、
流石のキャラを全うした続きだったので、さらに感心。

そしてあとがきを読んで、
え、そう思ってたの?かつ
さらにそんな続きを考えるのね〜と
私の単純な想像を覆す内容に、これまた感心。

あとがきがとにかく面白かったです。

総234ページ(アイセイ描き下ろし10ページ、
あとがき2ページ、ハレの日店頭配布用特典ペーパー1ページ)
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