アンダーニンジャ
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アンダーニンジャ

花沢健吾

現代版の忍者

ネタバレ
2022年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の九郎の成長と暗躍がとても楽しみなうえに、一騎討ちなどをする場面が現代でいう学校を舞台にしているなど、ユニークな点があり面白いです。忍者のスケールが結構拡大した印象が感じられますが、この作品でおそらく作者の花沢先生は、「忍者」の存在という、「大勢の人の目に触れることなく暗躍する」昔からのイメージを、現代に引き継いでいるのではないかと、私は推察しています。確かに現代社会ともなると、昔よりも情報機密の種類や量が多くあるので、普通の人間がそれらをすべて安全に保持することは至難の技であり、したがって忍者がそこに注目するようになったというのは面白い設定だと感じます。
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