仮初め寵妃のプライド 皇宮に咲く花は未来を希う
」のレビュー

仮初め寵妃のプライド 皇宮に咲く花は未来を希う

/タイガーアイ

美しいコミカライズ!

ネタバレ
2022年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画が、美しくて艶やかでストーリーにすごく合っていると思います。特に激しいラブシーンは無いのに、2人きりでいる時のヴィアとアレクの色っぽさにドキドキします。アレクの髪の長さの変化で、時の流れを感じることができました。
ヴィアが城を出た後の勤め先で、善意で強引に縁談をまとめてくる奥さんに「ちょっと!何してくれてるの!!」と思わず声が出ました…あれがのちの皇后を路頭に迷わせる行為だとは知らないでしょうが…。アレクが正妃を迎える時の為に離れ離れになったのに、結局アレクもヴィアも、お互い以外とは絶対結婚したくない!と自覚するだけの時間でしか無く、その気持ちが周囲を動かしました。ヴィアと会えない期間、とにかく国の為に働き続けたアレクは、正妃の後ろ盾等要らない立派な皇帝として認められ、堂々とヴィアを正妃に迎える事が出来ました。
web小説の原作も単行本も読みましたが、コミックの最後は少し駆け足気味でした。3巻完結の枠組みが決まっているなら仕方ない事ですが、ショートストーリーをいくつか入れて4巻完結ならもっと余韻を楽しめた気がします。この後続刊が出るならタイトルが違うと思うので、見逃さないようにしたいです。
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