このレビューはネタバレを含みます▼
オメガなのにオメガらしくない、アルファなのにアルファらしくない──そんな二人が出会ったら、惹かれ合いました。
あゆむちゃんはこれまできっとずっと淋しくて悲しい思いを多くしたのでしょう。最後には諦めて「ベータっぽいのが楽」と思うようになってしまいました。でも本当に好きな人ができた時、それがアルファの人だったら愛しあえないのは辛いなぁと思います。レンさんも一緒。アルファ性しか望まれていなくて期待に沿えなかったと失望し、できることはしようとした結婚も‥では自分に何があるのだろうと考えない筈はないですよね。それぞれの性にそぐわない二人だから、お互いにない部分を補い、配慮しあって、徐々に惹かれて行ったんじゃないかな？
もちろんルイちゃんというかわいいスパイスがあったからあゆむちゃんとレンさんの仲は急接近です。ルイちゃんはあゆむちゃんがだーいすきですから。「あゆむちゃんといっしょにねるー」「あゆむちゃんのにおいすきー」「あゆむちゃんとー」て‥もう愛おしいしかないです。
たんぽぽの綿毛みたいにふわふわしていて、向日葵みたいに元気にそして一途にお互いを見つめ合っている。きらきら輝く蝶々も二人の間を飛んでいる‥作家さんの作画や作風ひぴったりなお話です！
ひょんな出会いから始まったパパとルイちゃんとあゆむちゃんですが、ついに２巻では番になって結婚までして、３人で家族になりました。ルイちゃんの言う通りに家族が増える日も間近ですね──そう！まだ続くんですよ！ 嬉しい♡ まだまだこのほんわかかわいい家族が読めます。永遠に続いて欲しいです。
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