ツバメの幸福【電子限定描き下ろし付き】
」のレビュー

ツバメの幸福【電子限定描き下ろし付き】

有馬嵐

ちょっといろいろ唐突感あるかな…?

ネタバレ
2022年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●この作品をちゃんと読み取りたい…と思って何度も何度も(大袈裟でなく)拝読したのですが、私には難しかったです…涙。燕が砂塚に、砂塚が燕に、心を寄せていく過程はとても好き。「家族」が二人それぞれにとってすごく大事な関係性であることが分かる。でもそれが恋心や性欲になっていくところがかなり唐突に思えて…
●「燕とヤスの秘密」…これもすごく大事なとこだと思うのですが、やっぱり難しくて…。ヤクザモノのBLによく出てくる“舎弟のヤス”って脳筋のイメージだったんですけど…全然違った…クセ者?食わせ者??です。
●ヤスと話して、燕は砂塚に守られてる弱い自分を受け入れた。(そして多分、「戻ったら強くなりたい」って言ったと思う。)砂塚は…ヤスに言われて「燕を守りたい、大切に思ってる自分」を自覚した…?そういうことかな??
●こうやってレビュー書きながら作品を読んでいると、ああ、やっぱり恋になるのも必然だったかな、と思いました。なので前言撤回ですかね。嬉し涙を流す燕に、砂塚がジャケットをかぶせて抱き寄せる場面はきゅーんとしました。
●でもやっぱり、話の流れは唐突感あるかな…。刺される(未遂)場面とか、組長同士のじゃれあい?とか、燕の兄のことも…。燕はお兄さんのことどうしても切り捨てられない優しい子。大切な唯一の血の繋がった「家族」だもんね…。
●えっちは二十歳の誕生日に。こちらも、えぇ?いつの間にそんなに?!と思ったけど、砂塚の燕のを見る目線がもう…!「そっちの気はねぇ!」と言ってたとは思えないほど燕を翻弄してました。
●初読で「?」となっても、何度か読んでみるのがいいかもしれません。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!