淑女の鑑やめました。時を逆行した公爵令嬢は、わがままな妹に振り回されないよう性格悪く生き延びます！
糸加/月戸
このレビューはネタバレを含みます▼
漫画版を読んで、先が気になり、こちらを読んでみました。 ただの”わがまま妹”との対決だけでなく、父親・愛・欲などが絡んでいて、とても面白かったです。 軽妙な作品も好きですが、こちらのように少し考えさせられる、作品も大好きです！ 逆行した主人公・クリスティナが前回と異なる行動をすることで、いい方向へといき、味方が増えていくのが素敵でした。 そして婚約者の第二王子・イリルと２人で解決していくところに胸を打たれました。 異母妹・ミュリエルのわがままも、その根本となった精神状態を考えれば、いたしかたないのか、とも思える内容でした。 やはり、あの”父親”がキーとなり、彼との対決、自分の心との決着、ラストの彼女たちの想いには涙しました。 私のような大人な世代でも、もちろんいいのですが、学生さんなど、若い世代の方に推奨したい内容です！
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