「非情」の形容が何度も使われる強引な男性





2022年11月16日
主人公も意地と情欲で揺れまくっていて、正直この組み合わせ、二人がお互い相手がこの人だけだと深く認識しあえるときが来たら決着なのでは?と思って読んだ。
ダメならダメ、OKならOK、信じるも信じないも、真意が読めぬ不安は分かるがそれを和らげるのは本人の意思次第、相手の働きかけには脅かしも交換条件的なやり取りもと、ストレートでない縛り付けなどあって、もったいぶったストーリー進行には面倒臭さが芽生え、長引いたら付き合いきれないなぁとも感じていた。慎み深い表現もありながらも、何度ものベッドシーン描写があることで身体は相手を欲する状態にあると畳み掛けてくる。
ルールが男性的な魅力溢れる存在と思わせる描かれ方も、私の目には、横暴さと束縛とが強烈なものに見えてしまい、特にヒロインの仕事や今後の生活への一方的な干渉、又は後半の呼びつけぶり等々、キャサリンってエライというか、強がっていても支配されたがってるかのようで、どっちもどっちで、そういうカップルも居るんだろう、と受け止めて一歩引いて読むしかなかった。来年まで家賃払っていて? そんな高給取り!?、だのに突如電話一本で許される組織?
居直っているが憎まれ口も叩くヒロイン。「女性なら彼に応じずにはいられない」というある種の「男らしさ」振り撒くルールに、ヒロインが屈しているほうが自然、という構造で一生懸命難癖付けて逃げ回ってるだけ。それも、逃げないように圧をかけられながら。。。さっぱり二人の精神構造がわからない。ただ、そういう二人だから合うのだろう。
さて、モニカとリッキー、「私たちは一括販売じゃない」、でも、あとには、不可思議な流れ。
また、牧場なの?私なの?というのがずっと貫かれていた話なのに、自ら不可分を自認するのか。これは全編通じてキャサリンのマインドセットを描いたのだろうか?それに付き合わされたのだろうか?
戦争の傷。ハーレクインには時々顔を出す男性サイドの戦場帰りのトラウマが扱われているが、その克服のプロセスありきだからだ、との理屈はある。しかし、そうだからと言っても、ルールのほうもキャサリンへの接し方に、丸みがもっと、せめて終わりに向かってくらいは、現れ出してくれても、と思ってしまう。
そう、逃げても解決しない、そうなんだよね、と其所は大いに共感。
邦題(原題も←散々支配に対抗、男性名への含みも感じるが。)がピンとこない。
ダメならダメ、OKならOK、信じるも信じないも、真意が読めぬ不安は分かるがそれを和らげるのは本人の意思次第、相手の働きかけには脅かしも交換条件的なやり取りもと、ストレートでない縛り付けなどあって、もったいぶったストーリー進行には面倒臭さが芽生え、長引いたら付き合いきれないなぁとも感じていた。慎み深い表現もありながらも、何度ものベッドシーン描写があることで身体は相手を欲する状態にあると畳み掛けてくる。
ルールが男性的な魅力溢れる存在と思わせる描かれ方も、私の目には、横暴さと束縛とが強烈なものに見えてしまい、特にヒロインの仕事や今後の生活への一方的な干渉、又は後半の呼びつけぶり等々、キャサリンってエライというか、強がっていても支配されたがってるかのようで、どっちもどっちで、そういうカップルも居るんだろう、と受け止めて一歩引いて読むしかなかった。来年まで家賃払っていて? そんな高給取り!?、だのに突如電話一本で許される組織?
居直っているが憎まれ口も叩くヒロイン。「女性なら彼に応じずにはいられない」というある種の「男らしさ」振り撒くルールに、ヒロインが屈しているほうが自然、という構造で一生懸命難癖付けて逃げ回ってるだけ。それも、逃げないように圧をかけられながら。。。さっぱり二人の精神構造がわからない。ただ、そういう二人だから合うのだろう。
さて、モニカとリッキー、「私たちは一括販売じゃない」、でも、あとには、不可思議な流れ。
また、牧場なの?私なの?というのがずっと貫かれていた話なのに、自ら不可分を自認するのか。これは全編通じてキャサリンのマインドセットを描いたのだろうか?それに付き合わされたのだろうか?
戦争の傷。ハーレクインには時々顔を出す男性サイドの戦場帰りのトラウマが扱われているが、その克服のプロセスありきだからだ、との理屈はある。しかし、そうだからと言っても、ルールのほうもキャサリンへの接し方に、丸みがもっと、せめて終わりに向かってくらいは、現れ出してくれても、と思ってしまう。
そう、逃げても解決しない、そうなんだよね、と其所は大いに共感。
邦題(原題も←散々支配に対抗、男性名への含みも感じるが。)がピンとこない。

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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
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アヲアラシ さん
(女性/-) 総レビュー数:101件