このレビューはネタバレを含みます▼
25年いや30年前にJUNE誌上で初読み後ルビー文庫で改訂版を買い今回大幅加筆版を購入。
文字通り大号泣です。攻めの王の気持ちや護衛官のシーンがかなり増え切なさが倍々増しになっています。
初出しではキラは王宮を追い出された後は踊り子だったので最後に王に会いに来るシーンが流れる銀髪と白い肢体が闇夜に浮かんで舞い終わりふわりとルシアンに絡みつき、と言うとてもロマンチックな挿絵だった記憶があります。今回も悪くは無いのですがあの挿絵は誰だったのか、、、とても素敵でした。
悲恋だけれど失ったキラの幻を生み出さずには生きていけなかったルシアンと逝ってなお会わずにいられなっかったキラの純愛に、やはり私は読む度に涙するマイベスト1の作品です。マイラには悪いけど子を成してもキラを1番に愛したまま、周りが一生自分らの犯した罪を償う意味でルシアンを補佐してこの国を治めて行け!と毎回叫んでます。