Sister
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あやぱん/蜆ツバサ

本物のモンスターとは‥本当の意味でのSister

ネタバレ
2022年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何周にもわたり読むくらいお気に入りの作品です。
結論から言うと全員が罪な物語だと思います!
それぞれが罪深いので順位つけるのはどうかと思いますが、強いて言うなら私は妹の凪沙が一番のモンスターだと思います。
出会いが仕組まれたとはいえ、沙帆と婚約しながらもお互い好きになったのは事実だし姉の婚約者と分かってからも諦めたようにみせかけて陽佑と両思いのことが分かると結局陽佑を選び、しまいには陽佑と自分は惹かれ合って当たり前かのように正当化する。個人的に一番引いたのは「お姉ちゃんこそ陽佑さんのこと諦めてよ!」の部分です。
ここはドラマでも共通ですが、いくら仕組まれてたとはいえ姉の婚約者を諦めず自分は姉に譲ってもらえて当たり前の態度が引きました。
漫画、ドラマと共に「あんなお姉ちゃん初めてみた」「陽佑さんを苦しめないで」とか怖がってるけど仕組んだとはいえ姉からしたら妹はやっぱり私の大切なものを奪うんだって、悔しい気持ちになるのは当然だし陽佑も優柔不断で無責任で一方的で悪い。凪沙と陽佑は自分のことだけだからラストの結末には納得いきました。
凪沙は、姉の婚約者を奪っても姉は優しく笑ってくれながら譲ってくれるのが当然だと思ってるような態度でした!
姉がしてることは犯罪なのに、なぜか妹の気持ちに寄り添うことが不可能な物語で、とても面白いストーリーであり色々と想像が膨らむ心理勉強になるような物語でした!
本物のモンスターとは誰か、本当の意味でのSisterとはこういうことかというのを考えられる物語です。
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