財前が好みすぎてびっくり

8人それぞれになかなかヘビーなエピソードがあったり、登場人物の繋がりも多く、個別のカプとしても全体の群像劇としても楽しめる充実したストーリー。8人いて、それぞれタイプが違うのできっと推しカプが見つかるはず。私は財前が理想を描いたような潔い男前受けで、性癖にぶっ刺さりました、めっちゃ好きです。吉利谷とのお互いに特別な存在として想ってきた月日の長さもエモい。財前のようなストレートに裏のない言葉や態度で愛される吉利谷は救われるだろうし、しあわせ者だなって思います。10巻後書きでこのあと書かれるとのことで安心しましたが、想う相手に捧げたつもりがまるで別の人に捧げたも同然で切なく辛い思いをした沢斗にめいいっぱいしあわせになってほしいです。