アイ、セイ【単行本版】
」のレビュー

アイ、セイ【単行本版】

朝田ねむい

「アイ、セイ」真実を語ろうか

ネタバレ
2022年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「アイ、セイ」魔性のオトコに落ちてしまう瞬間てこんなに胸が苦しくなるのでしょうか。アイの恋愛観、愛のあるセッ○ス知らないから?それとも元からこんな考えなの?どんなふうにも展開していきそうな可能性がありすぎるラストは短編とは思えない余韻がすごいです、そしてタイトルに繋がっていく流れがイイ、ドラマチックで大好きなお話でした。(追加書き下ろしはわたし的にはちょっと明る過ぎましたが)「ハレの日」は間違いなく皆に愛されるお話。「ディーン」の主人公は自分の中の悪魔と戦うのですが、「クラスメイト」の主人公は欲望を抑えることができません。究極の表現までいってしまってるものの…アイがこれからホントの自分を語るように、先生の嗜好や癖を隠さず素直にわがままに詰め込んだ、短編集だと思います。まだまだ先生の描きたいものを読んでいたい、これからもわたしの脳を刺激的に揺さぶってほしい、次の新作も楽しみに待っています。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!