明けの花に嘴
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明けの花に嘴

もちゃろ

美麗な舞台の裏側🌸みだらな艶事にときめく

ネタバレ
2022年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 白いふわふわ羽毛髪(強く美しい白鷹の帝)×黒ロングストレート髪(可憐な翼腕メジロの后)

舞台は和風王朝ファンタジーで、鳥が人に転化しています。御殿、十二単、束帯、花々、和歌、唐菓子、お輿入れ、閨の御作法、夜のお渡り、優雅でうっとりできます。
弱小な一族からまともに人に転化出来ない男の小鳥を、帝の正后として輿入れさせる。二人は過去に出会っていそうな感じです。虐められたりはしません。夫君が愛するあまり愛喰の衝動や態度を取り繕って、すれ違っています。これから物語が動き出すのかな、といった感じ。
【実はかなり艶事あり🖤】
一見美しい夢のような世界ですが、色々な性癖が詰まっています。特に女孺による后への閨の教育が淡々と凄い。張り型でのお慣らし拡張、喉奥や口唇での愛し方の指導、極めさせることは夫君にしか許されないので寸止め一ヶ月……。夫君からは求愛給餌、愛喰衝動未遂(キュートアグレッション?)、お腹を押しただけでの絶頂、手で触られ極める……5話目でも交尾まで至っていないのに、この先どうなっちゃうのだろう💕

(5話まで既読)「眇たる何をもでも」は“取るに足らない何であっても”、みたいな意味です。自分よりも相手を思い遣っていて健気。相思相愛だけど、まだお互いに片想い中。
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