このレビューはネタバレを含みます▼
204p、全表題作、描き下ろし、あとがき、電子限定おまけマンガ、カバー下。1学年違いの幼馴染の重い話ではあるが私は不思議とあまり重さを感じなかった。以前から自分の気持ちに気付いていた那月、父親を突然失った事で人生の儚さを知り悲観状態のまま想い続けている由仁に間違った方法で想いを表してしまう。由仁は驚き逃げるが、驚くのも逃げるのも状況としてよくわかる。トラウマ持ちの那月を諦めず2年の歳月を待ち、優しく新たな関係を築く由仁。絵も綺麗で人物の表情も魅力的。今、「毎日無料」で作者様の「遺骨の旅路」を読んでいて、作者様他作品が気になりこちらの積み本を読んだ。良かった。「コールコール」も積んでいるのでこれから読んでみようっと。