綺麗な絵柄とローマンチックな内容





2022年11月26日
ではあるのですが、どうしてもご都合主義が鼻についてしまう。ご都合主義のために悪役やらされる人やヘイトを背負わされるのかと思うと、モンモンモヤーとしてしまう。ひとつの国家を簒奪するにあたって、人間の人生たったの1世代未満でできるのかな。王制だとしたら、クーデターなのに即座に平定できてるのも不自然。ヒロインの実父は、よほど悪政を施行していて国民にクーデターを望まれていたのか?と考えざるを得ない。ヒロインの祖父世代まで竜と契約だか何だかしてたのが、父親世代でいきなり王室の乗っ取りはあり得ないと思う。何代にも渡ってようやく成し遂げられるのでは、とその辺が気になって他の内容は頭に入ってこなかった。あまりにも小学生の妄想、悪役もご都合主義な憎まれ役させられてて、逆にかわいそうになっちゃった。児童向けの絵本としてはわかりやすい善悪の姿なのかも。大人目線だと、悪役があまりにもご都合的にヘイトを背負わされてて気分が良くない。絵はとーーーってもキレイなのに残念。

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