どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
碧貴子/すらだまみ
このレビューはネタバレを含みます▼
まだ読んでいる途中(1巻の半分程度まで読みました。先にコミカライズの出てる分は全部読んでます)でこんなこと書くのもどうかと思うのですが、一読者の個人的な意見として、書かせていただきます。
ストーリーとか、設定自体は面白いと思います。ですが、正直、ちょっとくどい(言い方は悪いですが)と思いました。半分まで読んで、そのうち3分の2くらいは「主人公がいかに傷ついたか」と「それに謝罪する王太子」で埋まっています。モノローグの部分も含めて。一度「いかに傷ついたか」が語られ始めたら、王太子の謝罪が終わってひと段落するまでもの凄く長いし、やっと話が進むか?と思ったらまた若干違う角度で「いかに傷ついたか」が語られ…正直、「またか」と思う程度にはストーリー展開のテンポ悪いなと思いました。主人公が傷ついていることも、王太子が罪悪感を持っていて贖罪の意識があるのも、もうわかった!わかったから話を進めてくれ!と思いました。電子書籍で、しかも小説で、もともと読むスピードが遅い私は当然1日では読み終わらないので数日に渡り読むことになるのですが、正直、残り半分を読むのを躊躇しています。お時間と心に余裕があるとか、読むのがめちゃくちゃ早い方にはお勧めします。
テンポの悪さだけ気になりましたが、あくまで個人的な見解ですし、星は4にさせていただきます。よろしければご参考ください。
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