オッパイをとったカレシ。
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オッパイをとったカレシ。

芹沢由紀子

真っ向勝負

2012年6月8日
体当りで取材したかな、と思うくらいに、性同一性障害と『勝手にラベリングされ』る人達の苦悩と苦労が熱く描かれています。

身体と脳(心)が一致する者が、理解しようなどとおこがましい。

と言っているようにも読める、彼らの痛みに真っ向から取り組んでいるところが印象的でした。

現実を生きる彼らにも、「性なんて関係ない。ただ隣にいて欲しい」と言える人との巡り合いがあったらいいね…って素朴に思います。
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