このレビューはネタバレを含みます▼
暴力が得意ではないので893モノはあまり読まないのですが、泉くれは先生が好きなのでとりあえず上巻を買い…読み進めて即下巻も買いました。男性ながら妊娠出産が出来る特異体質の子がしばしば産まれてそこまで稀有でもない…という特殊な世界線で、特異体質の若頭・大雅さんのお婿さん募集を親父さんが勝手に懸けちゃったことから始まる、カタギで幼馴染みの美人で腕っ節も強いホスト・紫月さんが「大雅を他の男に渡してなるか!」と参戦するドタバタラブ。893屋さんらしいハードなドタバタと、大雅さんが紫月さんを大事に思うあまりの行動にはハラハラしたりヒヤッとしたりしますが、紫月さんが最初からずっと大雅さんを大事に可愛がってるのがわかるので、どこか安心して読めてよかったです。そんな二人の脇を固めるみなさんも揃って味わい深く、朱峰さんと親父さん、親父さんと姐さん、そして黄之瀬さんと黒川くんのお話も気になるところです(ニヨニヨ)。あと本編ではないですが、二人のお子さんの姿も見れてホッコリです。泉先生らしくえっちは甘くてラブラブなんですが、893屋さんのお仕事描写はしっかりハードなので苦手な方はご自衛を。ですが二人がくっつく前からわりとイチャイチャしてるので、そこまで気にはならないと思われます。普段はキリッとして格好良い大雅さんと紫月さんが、エッチになると方やトロットロ、方や溺愛甘々ムーブになるギャップを堪能してください。