どんぐりの家
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どんぐりの家

山本おさむ

とても心に響きました

2022年12月5日
「どんぐりの家」は、埼玉県大宮市に実在する、ろう重複障碍者(聴覚障害に加えて知的障害などの重複する障害をもつ人)が通う共同作業所「ふれあいの里・どんぐり」がモデルになっています。 1巻は1985(昭和60)年に結成された「どんぐりの会」の結成されるまでのお話を、”圭子ちゃん”という少女と、その家族をメインとして描かれています。 1巻の初出版は1993年で、1997年には映画化もされています。 2巻は三田先生という教師の視点からの、ろう重複障害児への教育が描かれています。 今回、1・2巻が無料だったため、はじめて読んでみました。 どちらの巻も親や教師としての苦悩や嘆き、希望。 そして障碍者本人たちの苦しみや幸せが、とても胸にせまってきた作品でした。 3巻以降も購入して読んでいきたいです。
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