前略、お兄ちゃんは聖女になりました。【単行本版特典ペーパー付き】
由依子
このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルと表紙絵で誤解されてそうマンガ第1位という感じ。たしかに魔術師が召喚した聖女の役目を妹の代わりにすることになって、魔術を強めるためにはエチいことするっていう設定はそうなんだけど、ストーリーもしっかりあって絵も綺麗だしファンタジーだけど世界観もちゃんとしてて魔術師と少しずつ心を通わせていく描写もしっかり描かれていて、表紙で受けがしてる格好も売り飛ばされそうになった時に着させられてた服だし、魔術師の趣味とかじゃないし普段は普通の格好だし。とにかく読んだら良い意味でイメージ違う作品でした。むしろストーリーなんかいらん、何も考えずBLエチエチ読んだるーって時には期待を裏切られてしまう、かも？ひとつだけ言えることは、受けの子の腹筋バッキバキ。地味な料理人だったくせになんなんその腹筋？まぁいいけど。まだまだ恋人どころか友人にもなっていないような2人ですが、続いてるみたいなのでこの先が楽しみです。
2巻読んだらますます良かったので追記です。攻めの魔術師テオがどんどん溺愛系へと変貌を遂げております。500年生きてきたテオは大切な友人との別れを経験していたりと、人間との生きるスピードの違いからつらい経験をしてきた模様。自分の中に大切な存在を作ることに臆病になっていたけど、それでも止められない受けに対する離れたくないという気持ちに向き合って、自分の正直な気持ちを相手にも伝えて、と。とにかくテオの心の成長と溺愛度が爆上がりの2巻となっておりました。１巻からのテオの成長をどうぞ見てやってください。
いいね
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG