お願い、佐渡くん!
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お願い、佐渡くん!

でん蔵

へなちょこ鈍感年上受はいかがですか?笑

ネタバレ
2022年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 突然でん蔵先生の作品が読みたい症候群になるんですよねー笑。発作が出たので、まだ読んだことがなかったこちらを購入しました。

幼馴染ものです。いいですねー!まさにこれぞでん蔵先生!というような作風です。こういう拗れたというか、面倒くさいキャラを描くのが非常に上手ですよね!(≧∀≦)主人公祐一は自分が不感症なんじゃないかと悩み、幼馴染でだいぶ年下の恭介に助けを求めるようなポンコツ具合笑。恭介はどう見ても祐一のことが恋愛という意味で好きなのに、祐一の鈍感でつい口走っちゃう言葉が胸をついてモダモダしていく感じです。よくあるような展開ではありますが、一つ一つに共感して私も一喜一憂してしまうほどでした。

でん蔵先生が描くキャラはすごく人間くさいんですよね!そこが好きな理由の一つです。2次元の世界ですから、美的センスが大きく求められることも多い中で、格好悪い部分や軽率な言動もありふれています。見ていてイラっとすることもありますが、人間のだめなところも全部含めて「その人の良さ」になり、愛しいという感情まで抱かせてくれるのですごい!本作においては、妹の活躍が目覚ましく、こういう周りのサポートがあるのも温かさを感じます。エロもエロくて眼福でした。

人によっては25歳の祐一のキャラをどう見るかによって評価が変わってくるだろうと思います。美人・優秀・ツンデレなどなど、受に年相応の美しさを求める人にはあまりハマらないかもしれません。が、私はそんな祐ちゃんと、執着・不器用攻恭ちゃんが大好きでした。恭介の長い片想いが実を結んで、恋が成就できたことに乾杯です(*´ω`*)
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