クジマ歌えば家ほろろ
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クジマ歌えば家ほろろ

紺野アキラ

クジマのキャラクター造型が秀逸

ネタバレ
2022年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎のとある中学生男子アラタとクジマという鳥のようでいて飛べない謎の生物が出会い、なぜかアラタの家に居候する。キレると口汚いロシア語を話す、ことわざ好き、食べるのが好き、料理やバレエもできるマイペースな生物クジマのキャラクターが秀逸。特に浪人してから性格が変わってしまったアラタの兄スグルとのやり取りが絶妙で、剣呑なスグルにもめげずに空気を読まずに巻き込んでいくクジマの鈍感力がとにかくおかしい。そしてなぜか年老いたおじいさんに好かれるという設定も絶妙だ。今年一番笑わせてもらったマンガだ。
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