偽りの愛を孕む ―オメガバース―
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偽りの愛を孕む ―オメガバース―

ポケラふじ子

重たいオメガバースもの

ネタバレ
2022年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりにオメガバースものでこんなにしんどいストーリーを読みました。
レビューも賛否両論あるので、読まれる方は心して読まれた方が良いかと思います。

名家の息子でαの鷹人×シェルターで生活しているΩの理緒。
理緒に一目惚れし、家の力で理緒を娶った鷹人。
鷹人の、理緒の意思を無視した傍若無人さに嫌悪感を抱きながらも発情エチで妊娠し、子を産むことになります。
産後も子を奪われ番にもならずにいる理緒を、発情期が来るたびに意識を混濁させ抱く鷹人。
2人はすれ違いますが、子どもの理人を通じて家族になっていくストーリーです。
なかなかに鷹人の行動が酷くて、無理矢理体を開き孕ませ、産んだ子供を奪ってひとり軟禁生活を強いているのに、対話しようとしていないのがまた…
まぁ、理緒も初めの対応から鷹人を毛嫌いしていたから仕方ないと言えば仕方ないのだけど。
理人が、理緒を好きと言い出したのもなかなか重たい展開だし、そこよりは鷹人を選んだ理緒は懸命な判断とはいえそこしか選択肢がなかったと思うと辛いなぁ。
最終的に、幸せな家族としてハッピーエンドとなり良かったのですが、私としてはモヤモヤしてしまいますね。
重たい展開がお好きな方には刺さるかなと思いますが、好き嫌いは別れる作品かなと思います。
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