どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
」のレビュー

どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

碧貴子/すらだまみ

3.5かな…?

ネタバレ
2022年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズがヒロインがバルコニーから飛び込む所で終わっていて続きが知りたくて読みました。結果的にあそこまでが1番切なくて面白かった。
上手く漫画化されていたんだなと思いました。
悪くないんです。
ヒロインの一途さに涙腺よわよわの私は泣いてました。

ただ、後半です。
ヒーローが素直じゃないもよくある展開だと思いますが、リーリエ嬢の扱いが擦り切れたボロ雑巾の如く擦りまくるな~と、もう少しどうにかならなかったの?と思いました。(ならんかったんだろうけど)
リーリエ嬢が一途にヒーローを想っていたことでヒーローが立場上ああするにしか無かったにせよ、ヒロインが「彼は不器用だから」で全部まるっと許せていることが疑問です。何せそこまでの過程はネチネチちゃんだった。前半のヒロインの聡明さが後半のネチネチ具合と「彼は不器用だから」の宝刀のみで許してしまいちょっと残念だなと感じました。
この場合はリーリエ嬢が完全な悪に徹していてヒーローになんの気持ちもなく政治的に動いていた方がスッキリした気がします。
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