このレビューはネタバレを含みます▼
有毒の鳥人 鴆シリーズ第三弾・四冊目は完結巻です。
(鴆→番外:極夜→比翼→天狼)
すごい!!
ガッツリ読ませてくれる感動作とても面白かったです(涙)
今回は白い鴆でありながら天狼の目を持つ鴆飼×人間の盗賊の話(鴆ティェンラン×リュイ)で、一冊目'鴆'が活きてくる内容に夢中になり目が離せませんでした。
最愛の師匠を喪くした傷心のティェンランと、鴆飼になれず盗賊に身を落としたリュイの、一言でいえば唯ひとりの為に羽根を染めるドラマチックな異種恋愛譚。
健気さや後悔など胸を打つ二人の背景を追うごとに浮き彫りになる一作目からの登場人物の役割に心惹かれます。
シーンの切り取りが絶妙で感動◎
シリーズを通して各々の羽根の色が持つ意味には圧倒!
完結は寂しいですね〜まだまだ読んでいたかったです