ありがちな昔の残酷な風習の物語





2022年12月28日
作者買い。「鬼は笑うか」が素晴らしかった。なかなかの感性の作者様。人を選ぶであろう作品を描かれてるが個人的に刺さる。こちらは短編。表紙からきな臭い。人間というものはと。身勝手さ浅ましさがおぞましい。又深く嫌悪してしまう物語。最もらしい事をいい訳に自分達の為に。人柱を立て1人の人間の命を奪う風習が続く村。ほんとに胸くそ悪い。読み終わると決していい気持ちではない。想像出来るラストではあったが。このラストがいいか悪いかは読み手次第。何とも言えない余韻をたったこれだけのページで残さすとは。それでも。もう少し長編で作者様ならではのアクの強い物語をふんだんに見たかった物足りなさはある。

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