カタコイシーソー
」のレビュー

カタコイシーソー

宮田トヲル

なんかもう、可愛いいんですけど

ネタバレ
2022年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「なんかもうあーあって感じ」が、絵もストーリーも可愛いかった作家さん。ますます絵の可愛さが⤴︎⤴︎してるようです。近所の一個上、何をやっても様になるカッコいい千紘を、ずっと好きな壱成。千紘を大学まで追いかけた壱成は気持ちを伝えるのですが、千紘からは曖昧なNOをもらいます。千紘は、恋人を作れない。千紘には、性的な触れ合いに恐怖や嫌悪を抱くトラウマがありました。元来、優等生で優しい千紘が、誰にも言えずに抱えていたもの。それを、壱成が強引に、優しいく、力強く、仮恋人としてトラウマ克服を目指します。千紘だって、普通に恋愛が出来たなら、たぶん、壱成とはすっと恋人になったはず。そんな千紘のペースを大事に、距離を詰めてく壱成が、ホント良い。ひねくれてた子供時代から、親しく接してくれた千紘を想い、尖って気難しい壱成だったのに、千紘と付き合う事で、忍耐強い素敵なカレシに。遠回りでも、結果的にそれが良かったかな。なにせ、千紘は、顔は可愛いけれど、スパダリ(たぶん)受け。わやわや頑張る壱成の方が、可愛かったです。千紘がトラウマ抱えてますが、ストーリーも穏やかに進み、表現も柔らかい。絵の愛らしさもあって、可愛い、可愛い〜作品です。まだ、トラウマ克服の途中、完全払拭までもう少し。あーあ、続きが見たいです。
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