このレビューはネタバレを含みます▼
連載時に読んでいましたが結末まで終えなかったので、これを機に最終巻まで購入しました。
改めて読んでみると主人公である2人の生い立ちから最期までが壮絶すぎる。拓人と出会ってから晃司は何回も病院送りになったり死にかけてるし、挙句の果てに自ら腕を切り落とすわ…その時点でも相当なのに拓人まで殺されかけて下半身不随で二度とサッカーできない体になったときにはこの話どうなってしまうの?と当時から思ってましたが、やはりもう取り返しがつかなかったか、と最後まで読んで項垂れました。
最初から「この恋は破滅しかない」と作品の中で言われていたので、お互いの身も心もボロボロになるほどの激しい愛とそれを取り巻く残酷な運命に翻弄された結果、心中という選択をしてしまったのは必然だったのかもしれませんね。ずっと2人を支えてきた克巳のことを思うとまた辛いです。