俺の前で乱れてよ 獰猛男子は新任教師の愛を乞う【単行本版】【電子限定ペーパー付】
沙絵子
このレビューはネタバレを含みます▼
新任の女性教師と問題児の男子校生の話です。
まりこ先生は、問題児の恭平くんの事が苦手ですが、恭平くんのお母さんの電話がきっかけになり、話をしようと恭平くんのライブ会場へ行きます。
恭平くんの学校とは違う生き生きとした表情にドキッとさせられます。
恭平くんは幼い頃、自分の誕生日にケーキを買いに行った、お母さんと妹(胎児)が事故で亡くなったことを自分のせいだと責め続け、お父さんが再婚したことで、自分の居場所も見失い"自分が生きていて良いのか"と生きていることに後悔していた時に、まりこ先生と出会いました。
始め、恭平くんは、まりこ先生の事を傷付けてやりたいと思っていましたが、まりこ先生の優しさに恭平くんの気持ちや表情が変わっていくところが惹きつけられます。
恭平くんがまりこ先生と出会い、お互いの想いが通じお互いがなくてはならない存在だと感じるようになります。
恭平くんが"生きてて良かった"と思えるようになったところがとてもステキでした。
強引な恭平くんですが、まりこ先生の前では子供の様に甘えるそんなところがとてもかわいく思えました。
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