このレビューはネタバレを含みます▼
カフェで働く湊と、彫刻家？拓巳の話。あと、別で売り専ボーイの短編も収録されてます。風緒さん大好きで作者買い！本作、湊が自己評価低い不幸体質受けで、拓巳の幸せを考えて身を引くという私の大好きな話だったー！もう心臓ズキズキ痛んで辛かったけどそこが好き！バイの拓巳には別の幸せがあって、自分には自分に相応しい幸せがあると言い聞かせて去るとこ、ギュンギュン…その時の「だけどちょっとだけ、今だけは、耳を塞いで目を閉じて、小さくなっていたい」というセリフにはもう刺し殺されるかと思うくらい胸が痛んだよ。湊は元カレに酷い扱いされてもくさらずに頑張って健気で良い子で、そんな子が相手を思って身を引くって…好きすぎるー！拓巳は拓巳で子供のいる家庭に夢を抱いてて、湊が傷ついてるのも気がつかなくて、全然スパダリじゃなくて人間くさいところが風緒さんらしくていいなあと思う。ホテルでの短編はいらなかったかなあ、これなしで、まるまる表題作にして、湊の実家に拓巳が迎えにきた時に追い返すくらいの展開になってほしかったなあ。あー久々にこんなキュンキュンしたなあ！
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