絵が…

人によってはラフだと言われかねない感じの、荒っぽい絵柄です。輪郭の強弱がないうえに線がか弱すぎるおかげで何が描かれてあるのか分かりづらく、目が滑る。加えてストーリーが、何をしたいのかが明確じゃなく、特に目的も分からないまま日常だけが流れてると思ったら唐突に可哀想な展開になって、主人公は旅立つことになります。これが序盤であるなら、主人公はとある理由で旅に出たっていう、分かりやすい話になって読者も入り込みやすかったと思うんですが、結構話数重ねたところでやられたので、読んでて疲れました。プロローグが長すぎると言ったらいいのかな？感覚的に、RPGで必須の主人公が旅立つための事件、それが起きるまでに意味もなく10時間くらいプレイさせられた…って感じです。私個人としてはストーリーは悪くないとは思うので、もっとテンポのいい描き方をしてくれてたなら、評価はもう少し違ったかなという感想。