このレビューはネタバレを含みます▼
蓮と透狐と狸のカップル。
狐は、神様の遣いとして崇められていて、狐は年に1度神様の前で婚儀の舞を2対で舞って、人間の無病息災、五穀豊穣を願いツガイとなり、神様の眷属として力を貰い長生きになる。
蓮のツガイとなる狐が婚儀の舞に姿を現さず、蓮のみで舞い初めて婚儀の舞が失敗したと。
実は蓮と相手と話し合いそういう形にしたものだった。
勝手に決められるのは大人になると古い仕来たりで嫌だったんだろうね。
家を飛び出し、行き着いた人間の村の酒屋の前で行き倒れた形になっていたのを透が見つけから始まる狐と狸の同居生活がスタート。
狸は狐と違って下劣種らしく(笑)
古の物語等では狐はやはり神の遣いと崇められてますが、現に神社の門には2対の狐像がありますが。
一緒に暮らしていくうちに、蓮は透が可愛くなってきて、透も不器用な狸だったらしく、1人で生きていくと思ってたのに、憎まれ口ははくけど、蓮と一緒に生活するのが、暖かく感じてきて。
狐と狸のばかし合いと言うのではなく、助け合いのお話でした。