愛しの引退×ED×インキュバス【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
鶴子
元インキュバスの主人公の羞恥心のズレに萌
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
読み放題対象作品で面白い作品を探していたとき、表紙裏の鶴子先生のコメント欄に「こんにちは、雄ぱいに挟まれてみたい者です。」とあるのを読んで(この先生、帰らなくてもいいのだけれど、の坂口先輩の胸筋に挟まれたいという気持ちをレビューで披露してしまった自分と気が合いそうな気がする…)と思って読んだら、これが自分の好みの作品でした!作品とこんな出会い方をしたのは初めてでしたが、何かしらの共感による出会いって馬鹿にできないもんだな、とこの作品から学びました(笑)。
内容は、元インキュバスだけど、働き方改革で早期退職して人間界で生活している千野春がEDになっちゃったのを知った職場の後輩朝吾が治療の手伝いを申し出て…という展開で、朝吾の意図は読者には丸分かりで展開も読めそう。なのに、一見経験豊富そうな千代春が、捕食のために人間の寝込みを襲ってきたものの、実は、本当の恋愛にはウブで、人の気持ちにも自分の気持ちにも鈍感というギャップに、こちらのハートがズッキュンと撃ち抜かれました!!なんなの、この見た目中年のフェロモン振り撒き男が、エッチはイイのにキスで真っ赤っかとか、可愛すぎてたまらんのだが??これが人間の男性だったら「…なんで?」となりかねないのに、人外だと、一々人間とのギャップとして萌えに変換されてしまうマジック。設定の妙に感心してしまいました。
前職(笑)の関係で、エロは最初からバッチリなのに、ちょいちょい挟まれる千代春のギャップ萌えやギャグと朝吾を大切に思うからこその切なさの末のハピエンにこちらもニッコリとさせられるおススメラブコメ作品です!
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